叔母の旅立ち
子供の頃からかなりお世話になった叔母が一昨日朝に旅立ちました。
87歳でした。
本来なら直接お別れをしたかったのですが、このコロナ禍、感染爆発により御家族だけの御見送りとなりました。
コロナ禍の世の中というのは本当に残酷ですね。コロナで亡くなった訳でもないの感染爆発なので直接お別れも出来ない。
叔母との思い出
いろいろお世話になった中で子供の時に食べさせてくれたチキンカレーの味は忘れられません。
高2の時私の父が亡くなり、病院に迎えに来てくれお通夜などの準備の為一旦自宅へ戻る最中に
「なんで演劇をはじめたの?逃避?」と言われた事は衝撃的でした。
その時はしっかりと受け止められませんでしたが今から思えば心配してくれてだんだなあと理解出来ます。
私の親戚は基本、ほぼサラリーマン家庭で、私のみその世界から外れました。
祖母は泣き、ある親戚達からは「失敗作やなぁ」「まだ間に合うよ、社会復帰」「辞めさせてあげるのも愛情や」
いろいろ言われましたが(笑)、今から思えばみんな父を失った母を心配して、そして私の将来を案じてくれていたのだと思います。
そんな中、あの父との別れ時の言葉以降は何も言わず美味しいコーヒーや紅茶、お菓子を用意して笑顔で迎えてくれた叔母。
私の心の中では今もしっかり生きています。
私自身も身体の変調を実感し、生きられる期間を考える事案にぶつかっている時なので尚更今は感受性も高まっているようですが。
叔母の冥福を祈りながらやはり私は今日もアイリッシュでタップダンスな1日を過ごしたいと思います。
写真は子供の頃叔母が住んでいた頃の西宮北口駅。スクランブル交差点のような線路。これを見るのか楽しみでした(鉄)。
アイリッシュタップダンサー 吉野寧浩