ミュージカル界のオールインワンな佐竹毅さん、バレエダンサー沖潮隆之さんとの再会
●佐竹毅さん
東京から大阪に帰って来た時、通っていたダンススタジオで佐竹さんのクラスを受けて以来ハマりにハマった佐竹さんのジャズダンスクラス。
1本軸の通ったストゥニューターンに惚れ惚れしたり、ジャンプ力に圧倒されたり毎日が刺激の洪水でした。
そして劇団四季出身でもある佐竹さんは芝居のプロでもあり、芝居が好きだった私は金魚の糞のように付いてまわり、指導していただきました。
その後、少しタップダンスを踊りだした私に佐竹さんの舞台で大先輩のダンサーさんと2人でタップを踊るシーンを創ってくれました。
あの時は本当に必死に練習しました。
あの舞台でタップダンスにのめり込めたので今があるのかなと思います。
もちろん毎度厳しい叱咤があったり、最後の一言は
「吉野、惜しいよね。」
悔しかった(笑)。
●沖潮隆之さん
やはりこの頃、若いってのと男性ってこと、無駄に背が高かったのでチョコチョコダンスの舞台へのお誘いをいただいていました。
ある舞台で出会ったのがバリバリの一線で踊られていたバレエダンサーの沖潮さん。
ダイナミックかつエレガントな踊りに感動していました。
2度3度ご一緒させていただきお話出来るようになったある日、本当に厳しい言葉をいただきました。
自分のレベルが低いので言われたんだと思い、悔しくて多分打上げの帰りに公園で練習した覚えがあります。
今から思うとレベルはもちろん、舞台への意識が低かったんだろなと。
それを含めてガツンと叱咤してくれたあの日。
こうやって若い時に本気で向き合って下さった佐竹さん、沖潮さんと同時に再会する事が出来ました。
私も50を越え、まだダンスの世界でお世話になっていて、今も一線で活躍されている先輩方と酒を呑み、佐竹さんの奥さま、お嬢さんと楽しいひと時を過ごすことが出来た3月16日はひとつの記念日になりました。
楽しすぎました。
幸せ過ぎました。
きっとこれは芸能の神様下さったご褒美なんだと思います。
いや、褒美をいただくほどの人間ではないので元気付けの場所をいただけたのかも。
昨今、コロナの影響などで気持ちも塞ぎ込みがちだったので本当に元気をいただきました。
ありがとうございました!!
アイリッシュタップダンサー 吉野寧浩